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クリスマスの歌と本

クリスマスの歌と本_a0071722_3112196.jpg 毎年この時期になると、マンハッタン・トランスファー(公式HP、注:アクセスすると彼らの歌が流れ出します)の「クリスマス・アルバム」というCDを引っ張りだして、ずっと流しています。しっかりしたジャズ・ボーカル・グループで、決して出しゃばらず、お洒落な感じの中にも何か親しみやすさを感じさせる音楽性が特徴です。

 1972年に結成された、男女ふたりずつの4人編成グループです。日本ではハイ・ファイ・セットが都会的なアレンジの曲を歌っていて、好きだったんですが、マンハッタン・トランスファーはニューヨークの摩天楼の夜に似合うような気がします。

 そしてごそごそと本棚の奥から取り出すのが、トルーマン・カポーティの「クリスマスの思い出」という本。 村上春樹が翻訳して、山本容子が銅版画を提供している素敵な本です。カポーティのイノセントシリーズと言われるもので、無垢な少年のクリスマスケーキづくりを通しておばあさんとの思い出が語られる、せつない一冊です。

 僕はカトリック信者ではないですが、24日の夜は毎年、西新のカトリック教会のクリスマスミサに参加しています。今夜も参加して来たんですが、教会のクリスマスソングも捨てたものじゃありません。ミサで歌われる歌は飾り立てないけど、ナチュラルで透き通った美しさがあります。クリスマスを背景に、少年期の純粋で無垢な物語を書こうと、ほぼ構想が固まっているものがあるんですが、その前に「あの蒼い夏に」を早く書き上げなければなりませんね。滞っていてすみません。もし、待たれている方がいらっしゃるとすれば…ですが。
by hosokawatry | 2007-12-25 03:13 | やさしく歌って・自由日記


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