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レオナール・フジタの猫の本

レオナール・フジタの猫の本_a0071722_1822375.jpg 今日は晴れでしたが、2月の終盤は雲が多いどんよりとした日が続きましたね。本来の引き締まった冷気の中、春を待ちわびるという感じでもなく、気温はまるで3月下旬の暖かさ。まったくピリッとしません。先日の長期予報では、春も高い気温で推移し、夏は暑いのだとか。猛暑や熱帯夜を思うと憂鬱になります。

 そんな中、福岡市美術館でレオナール・フジタ展(2月22日より4月19日迄)が開催されているので出かけてきました。没後40周年ということで、全国を5カ所(福岡は4カ所目)巡回している最中です。レオナール・フジタは、カトリックの洗礼を受ける前迄は藤田嗣治という名前でした。

 30代の頃、パリで「素晴らしき乳白色の地」として高い評価を得た裸婦像が僕達には印象が深いのですが、今度の展示は80歳過ぎの生涯を終える迄の多くの作品が並んでいました。フランスに帰化、洗礼を受けてからは、色の濃い宗教画に昇華しますが、やっぱり個人的には若い頃の白い作風が好きです。

 横たわっている裸婦の後ろにちょこんと座っている猫、自画像の肩に乗っている猫など、フジタはたくさんの猫を登場させるほど大の猫好きでした。講談社から出版されている藤田嗣治の「猫の本」に可愛い姿を見ることが出来ます。猫を愛する人には悪人はいない、と僕は勝手に思っているのですが、時間がある人は福岡市美術館にどうぞ。 
by hosokawatry | 2009-03-01 18:25 | やさしく歌って・自由日記


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