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美味しい水飲んでいますか?(2)

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 二丈町深江のマンション建設地から湧き出た水が、ラドン(放射能の名前のことで、決してゴジラと一緒になってキングギドラと戦った鳥の怪獣のことではありません)を多量に含むということで、話題になったそうです。通常の放射能温泉基準の約5倍のラドン量とのことです。

 この水の効能を確かめるため、東京のある大学研究者がマウス実験などをしたところ、「アレルギーなどでおこる症状」の改善が認められたそうです。アメリカの放射線研究誌にも掲載されたとかで、そのニュースにより話題になっていました。僕の記憶に残っているのは「肝臓がん抑制にも効いた」とかいう話です。これ以上書けば、巷に溢れる健康食品の効果話になりそうだから止めますが…。僕の脂肪肝に効いてくれないかな……。

 健康に良いというのはもちろん嬉しいことですが、美味しいということも結構大きなポイントだと思うのです。焼酎の水割りやコーヒー用、炊飯用など全てにこのラドン水を利用するようになりました。有料の給水場では100円で約15ℓ汲めます。僕は一回で30ℓ持って帰りますので200円。というわけで、日曜日の早朝(未明)はロバータ・フラックのやさしく歌ってを聴きながらのドライブということに。
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by hosokawatry | 2006-09-30 13:33 | やさしく歌って・自由日記

美味しい水飲んでいますか?(1)

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 20代の頃は美味しいコーヒーを飲むために、サイフォンやコーヒーミルなどを買い込んで、少しだけ使った記憶が。サイフォンは使った後、洗うのが面倒なので、いつの間にかペーパードリップに変わってしまいましたが・・・。

 ブルーマウンテン、キリマンジャロ、モカ・・・etc、いろいろ試したけど、当時、価格との兼ね合いもあり、爽やかな酸味があるキリマンジャロをよく飲んでいました。僕の場合は、日曜日の朝たてるコーヒーのほとんどが、二日酔いから生還させるためのものでした。

 豆にこだわっても、使う水は塩素消毒済みの水道水。その頃は水に対する関心や知識に乏しく、水へのこだわりは全くない状態。それが、仕事で阿蘇のナチュラル・ミネラル・ウォーターに出会ってから、少しずつ飲用水にも関心を持つようになりました。浄水器をつけたり、食品スーパー・サニーから無料のミネラルイオン水(?)を持って帰ったり。

 今は、焼酎を割るのにも天然水を使います。2ℓで100円くらいの水を買っていましたが、最近は水を汲みに郊外に車を走らせるようになりました。春だったと思うけど、西日本新聞に載っていた記事を見て、この夏からその「天然ラドン水」を飲むように・・・続きは次回。
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by hosokawatry | 2006-09-24 23:12 | やさしく歌って・自由日記

あの蒼い夏に 〜チラシづくりの青春・4〜



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 どうして蝉はこんなに朝早くから鳴くのだろうか。アブラゼミの声はジリジリと、見ていた夢から僕を引き離すようにうるさく迫った。まるで傷口に貼り付いたバンドエイドを無理矢理はがすように。
 僕は女の子と海水浴に出かける夢を見ていた。5月に知り合った「かすみちゃん」と電車の座席に並んで座っていた。玄界灘のマリーンブルーの色が車窓からとびこみ、白い砂浜が現れては忙しく消えていく。通り過ぎる遠浅の海は強い日射しを浴びてエメラルドグリーンに映える。麦わら帽の女の子がとなりに両膝を合わせて座っている。初めての海のデートに、僕の心は夏休みの膨らんだビーチボールのように弾んでいた。やがて松原の中にある駅で電車は止まり扉が開いた.

生暖かい潮風とともに蝉の声が車内に飛び込んできた。

 ジー・ジー・ジー。ジー・ジー・・・・・

 ぷっつん。

 これからというところなのに。僕は蝉の声を呪った。
夢見る夏の朝に目覚まし時計は要らない。蝉が絶滅でもしない限り。

 僕はベッドから足を降ろしてタバコに火をつけた。いがらっぽい喉のままタバコを口にくわえて、LPをターンテーブルに乗せた。ニール・ヤングの鼻にかかったハイトーンが覚醒を運び、元気づけてくれる。どうしてうちの支店は、制作の人間もネクタイをしなくてはならないのだろうか?同期入社で博多支店に配属されたデザイナーの笠木君は、机の上に垂れたネクタイを紙と一緒にカッターナイフで切ってしまったこともあるのに。作業性も悪い。ノータイに一票。
 2曲目の終わりにやっとネクタイを締める勇気がわいてきた。ロッカーを開いて、3本持っているネクタイの中から一本を選んだ。えんじ色のレジメンタイだ。去年初給料で買ったポロ選手の絵柄のネクタイは、テレビの値段の間違いが発覚した時のネクタイだから、当分の間締めるつもりはない。昨夜のマティーニがほんの少しだが脳の中心に張り付いている。大丈夫、どうってことはない。久しぶりに6時間も寝ることが出来たし、今年一月以来の夢を見ることも出来たのだから。

 星を隠していた昨夜の梅雨雲は姿を隠してしまったようだ。空気にミミズの湿気を感じとれない。ベランダのガラス窓にかかるカーテンが微かに揺れている。だが、不思議なことに風は感じない。ガラス越しのテニスコートの土が白く光る。まだ午前7時だというのに、カーテンの隙間から伸びてくる夏の日射しが眩しかった。今日は暑くなりそうだ。僕は綿のボタンダウンシャツの衿ボタンをかけながら、冷蔵庫に頭を突っ込んだ。冷気が物足りないのですっきりしない。ネクタイを外し、着たばかりのシャツを脱いで、冷蔵庫から取り出した冷水を思いっきり首筋にかけた。氷をもらった動物園の8月のシロクマのように、細胞が全身を震わして喜んだ。身体に気持ちが帰ってくる。僕は「グワッ」と叫びながら、すぐにコップ一杯のミルクを飲み干し、角氷を噛み砕いた。「男はタフでなくては生きて行けない」と昨夜話してくれた竹田さんの言葉が甦った。もう、大丈夫です、竹田さん。僕はライオンみたいに強くないけどミミズみたいにぐずぐずと湿ってばかりでもないんです。いつまでも落ち込んでいてはだめだと思います。チラシの間違いはかなり堪えたが、もう乗り越えられそうです。

 僕のアパートは博多湾の埋め立てが行われている海岸沿いにあった。防波堤から眺めると、数百メートル沖で埋めたて予定の海は閉じられている。既に海水は無く、黒い湿った干拓地が顔を見せていた。数年先にはその干潟の土の上で、アジア太平洋博覧会「よかトピア」が開催される予定だ。
 新聞の見出しだけを拾った後、ドアの鍵をかけて外に出た。出勤にはいつも貫線道路のバス停まで住宅街を歩いて抜ける。寝過ごしてスプリント選手のように駆け抜けることも多かった。5〜6年後には地下鉄が開通するが、それまではバスで通うつもりだ。バス停までの途中、蔦が絡まるレンガ塀に囲まれた瀟洒な洋館がある。新しくはないが、手入れが行き届いてる。6月にはレンガ塀を乗り越えて、バラの香りが道の上にこぼれ落ちてきた。去年もそうだったし、僕は人通りが少なくて、走れば自分の足音が響いてくるこの小径が大好きだった。
 レンガ塀を見上げると、道に面した2階のガラス窓に女の子の顔が貼り付いていた。ガラスに押し当てている鼻は上向きにつぶれ、上唇はめくれ上がっている。瞬きもせず僕をじっと見つめている。僕は歩みを止めて可愛い挑戦者へ視線を固めた。そのまま両耳を両手で外側に引っぱり、舌で上唇を膨らませ白目を剥いた。チンパンジーを見るはめになった女の子は窓ガラスからすばやく顔をひき離した。思い直したように、彼女は両方のこめかみに両人差し指をあてて、顔の皮を両脇に引っ張ったので、両目が細い線になった。「イ〜」という顔の表情が憎たらしいが憎めない。足を止めている僕をじっと見つめている。今週2度目だ。わかった、わかった、君の勝ちだ。もうすぐ幼稚園に行く時間だろう?僕の負けだ、認めるよ。僕は苦笑いをしながらチンパンジーの顔を人間の顔に戻した。20歩程歩いて振り返っても、彼女はまだ同じポーズを崩してはいなかった。僕のことを友達だと思っているのだろうか。こんな僕でも、もう幼稚園を卒業してからはかなり経つ。

 
 「今日の制作ミーティングの内容はふたつ。最近チラシ間違いが目立つ。営業の方からももっとしっかりしてくれと苦情を言われているし、ひとつ目はチラシの間違いを無くすようにするためには、どうしたらいいかをみんなで考えて欲しいということ。そしてふたつ目が、年末と年始の恵屋全店合同チラシを今年は是非取りたいから、早めに取り組んで欲しいということや。新しいチーム編成でプレゼン案を8月中に考えてもらいたい。去年、電広堂に両方持って行かれたから、今年は絶対に取り戻したいと思うてる。支店長からも早めに取りかかるよういわれてるし、頼むわな、みんな。この後、ワタリ係長と一緒になっていろいろ決めて、実行してくれ。ほな、ワシはちょっと出かけるところがあるから、後は頼むで、なっ、ワタリ」
 野瀬制作課長は、大学ノートを閉じて席を立った。
「わ、わ、分かりました」と言って、ワタリ係長はミーティングルームを出て行く課長の後ろ姿に目礼した。
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by hosokawatry | 2006-09-18 12:16 | ブログ小説・あの蒼い夏に

福岡県西方沖地震、そのとき。

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 海岸に立ち博多湾を眺めると、右から能古島、中央が玄界島、左側からのぞいているのが糸島半島。玄界島を見るたびに震度6弱のあの地震を思い出します。去年の3月20日、ちょうどその日僕たちは佐賀県の呼子の先に浮かんでる島「小川島」の波止で釣りをしていました。

 3月終盤はチヌ(黒鯛)の「のっ込み期」という、産卵のためにチヌが割合岸に近いところに寄ってくる時期でもあるので、釣れやすい頃でもあるのです。ワクワクしながら出かけ、今夜の新鮮な刺身を夢見たものの、糸を垂らす海からは例年のような反応がありません。

 海の中から生体反応を感じないまま、なんとなく変な雲の様子のなか、釣りを続けていると突然「グラ、グラ、グラ〜」と足下から大きな揺れが。コンクリートで出来た200mもあろうかという長大な波止が波打つように揺れました。一緒に釣っていた笠崎君がすぐに携帯で情報を入手。なんと福岡で大きな地震発生。

 津波の危険もあり、利用していた瀬渡し船が迎えにきたので慌てて飛び乗りました。帰りは高速道路が通行止めで、焦りながらも一般道をのろのろ運転。僕は玄界島に近い西区に住んでいるけど、本棚が倒れたくらいで被害は軽微でした。家屋倒壊やマンションに大きな亀裂が入ったりと、おおきな被害に合われた方も多いのに。幸運でした。

 あるわけがないと思っていた福岡の地震。自然を軽く見てはいけませんね。あなたの家庭ではそんな時のための防災対策もうおすみですか?(なんだか、どこかの下手なコマーシャルみたい)
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by hosokawatry | 2006-09-11 02:12 | やさしく歌って・自由日記

この夏、海水浴にはいきましたか?

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 この夏、出来るだけエアコンを控えようと頑張ったものの、やはり8月に入ると連日スイッチオン。暑すぎる。僕の小学生の頃は、夏休み中の最高気温でも31〜2℃だったと記憶していますが・・・。まあ、昼はともかく、27〜8℃の熱帯夜なんてことは絶対になかったと思うのだけど。

 暑くて頭がぼ〜っとしそうな日は水に飛び込むのが一番と、20代くらいまではよく海に行ったりしましたが、それ以後は数えるほど。今は歩いて15〜6分のところに海水浴場はあるし、泳ごうと思ったら簡単なはず。ほとんど毎週そこまでウォーキング(散歩?)で行っているのです。しかし今年も海水とお友達になれませんでした。

 そこは生の松原海水浴場(写真の海水浴場)と言うんですが、あまり海水浴客は多くありません。意外に穴場かも。しかし多くの若者たちはもっと水のきれいな糸島半島の方に足をのばします。そしてその中の一つ芥屋海水浴場ではSunset Live 2006(来場者が3日間で5万人規模の野外コンサート)も9/1〜3に。今、真っ最中とか。熱気ムンムンだろ〜ね、きっと。僕は遠慮したいけど・・・。

 夏が早く終わらないかな、なんて思ったらもう若くない証拠とか。若くなくてもいいから、とにかく早く涼しくなって欲しいと思っていたら、もう9月。何だか時間だけ盗まれたような気分でガックリ。盗まれた時間を取り戻そうと頑張った「モモ」ほど元気はありません。仕方ないのでアール・クルーのギターでも聞きながら秋を待ちます。
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by hosokawatry | 2006-09-02 17:28 | やさしく歌って・自由日記