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ヒヨドリが鳴く能古島

a0071722_9433744.jpg 雲ひとつない青空の中、さざ波の軽やかな音の先に「能古島(のこのしま)」が静かに横たわっています。いつもはウォーキングの途中、小戸公園から博多湾を望む風景の真ん中に収まっている島です。若い頃、井上陽水が歌っていた「能古島の片想い」が好きで、よくギター片手に歌っていたのを思い出します。

 勤労感謝の日の青空に誘われて、その能古島までウォーキングの足を延ばしました。久しぶりに歩数計を腰につけて自宅をスタート。姪浜港の渡船場まで2,200歩程。220円のフェリー渡船代を払い、10分程のミニ船旅。高校生のグループから熟年夫婦まで、様々な取り合わせの楽しそうな声で船内は満たされます。

 船着き場から北東最先端部にあるレジャー施設「のこのしまアイランドパーク」までは2.6km。しばらくすると上り坂になり、最後まで続くのでいい運動になります。ほとんどの人はバスに乗ってアイランドパークへ。僕はレジャー施設へ入園せず、そのまま誰も向かわない島の北西部(裏側)をぐるっと一周の散策路コース。

 途中、帰路すぐに出くわす、最後の無頼派といわれた作家「檀一雄」の記念碑まで足を運びました。死の5日前の絶筆となった句の石碑に目をやりますが、残念ながら達筆のため「もがり笛…」と頭の部分しか読み取れません。「ピ〜ョ」と姿を見せないヒヨドリが鳴く中、木漏れ日が樹々に反射して、静かな陰影の中で自然が美しく輝いていました。帰路は3.6(? 記憶力が悪くなりました)kmの道のりですが、下り坂なので息が上がることはありません。お腹が空いた正午過ぎ、帰りの船を待つ渡船場で「サザエ丼」をいただきました。630円なのに、沢山サザエが入っていて美味しかったのでおすすめです。つい、ギャル曽根みたいにガツガツ食べてしまいました。

自宅から18,421歩、3時間42分、1,070円のとても楽しいミニハイキングの旅でした。
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by hosokawatry | 2007-11-25 09:52 | やさしく歌って・自由日記

桜の落ち葉とシイの実

a0071722_19425030.jpg 今日は近所の西区愛宕神社に夕方のお散歩です。愛宕山(標高60mとか)は桜の木が多いので、春はうす桃色に煙り、なんとも色っぽくて魅力的です。頂上にある愛宕神社まで、登り口から辛くて長い急階段が続きます。僕はこの心臓破りの階段でいつも息が上がってしまいますが、桜が満開のときだけは気持ちよく登れます。階段を桜の花がアーチ状に包み、風に舞い散る花びらが頬をかすめる様は何ともいえません。

 しんとして薄暗くなりかけの階段を登っていると、たくさんの桜の落ち葉に出会えます。赤や黄色、まだ緑が残っているものなど、一枚一枚違う色の落ち葉が踏み出す足先に重なっています。よく目を凝らしてみると、紅葉した桜の落ち葉ってとてもきれいです。

 思わず腰を屈めて落ち葉を集め始めました。集めたのが今回の写真です。ニコニコと落ち葉拾いをしながら階段を登っていくと今度は椎の実の集団に出くわしました。小学生のころ、近所の権現山という山で沢山拾って持ち帰り、「おやつ」にしたあの「シイの実」です。狂気の趣でワサワサと拾っていると、散歩のおばあさんが階段を下りてきて挨拶をしながら、僕に負けないくらいニコニコしながら通り過ぎていきました。

 九州88カ所霊場めぐりの85カ所目にあたるこの愛宕神社。小戸公園とともに、まるで自分の庭のように使わせてもらっていますが、すり切れそうになる心をいたわってくれる大切な場所です。不思議なくらいの濃い自然の中、階段を踏みしめると椎の実がグシャッと音を立てました。
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by hosokawatry | 2007-11-18 19:45 | やさしく歌って・自由日記

紅葉にそわそわ

a0071722_1631026.jpg 10月には近所の小学校からキンモクセイの甘い香りが漂い、やっと秋になり始めたかと思ったら、もう紅葉が始まり、晩秋も間近。今朝のFMで雷山観音(雷山千如寺大悲王院という名称が本当)の大カエデの紅葉について、パーソナリティが喋っていましたが、時間が取れたらぜひ行きたいと思います。出かけるのは2年に一度くらいの割合です。

 雷山観音は雷山の中腹にあり、本尊の大きな千手観音は国の重要文化財だそうです。11月中旬頃に境内で紅葉のすばらしさを伝えてくれる樹齢400年の大カエデがとても見事。また、室町時代に作られたという庭園にある多くのカエデも彩りを添え、寺の縁側(?)に腰掛けて眺める紅葉の光景には圧倒されます。木漏れ日の庭に感じる紅葉の息づかい。静寂が手のひらで彩りを遊ばせている豊かな情景。「しん」として深い、それは、それはとても贅沢な瞬間です。

 そしてその他、気になるのが九年庵(旧伊丹家邸宅/神埼市)。国の名勝に指定され、紅葉の美しさでも有名な佐賀県内では有数の庭園です。僕は6月頃に庭園の前を通り過ぎたことはありますが、入ったことはありません。一度は行かなくっちゃ、混雑にくじけないで。

 能古の島もコスモスばかりじゃなく、遊歩道を歩けば紅葉の季節をしっかりと味わうことができるのだとか。島の晩秋もいいかも。今日も「ラドン水」を汲みに二丈町に車を走らせました。住宅街の街路樹も黄色く色づき始め、目を楽しませてくれます。今日は車を止めて、シャッターを切りました。こんな自然に恵まれたところに住んでいる人は、紅葉狩りなんて、行くのかなぁ?
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by hosokawatry | 2007-11-11 16:31 | やさしく歌って・自由日記

可愛い唐津くんち

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 11月2日の宵山から11月4日まで佐賀県唐津市はくんち一色です。僕は20年以上、毎年この時期になると「ビア樽」の樽の気分で唐津に出かけます(毎年、家を訪れるお客さんの相手をしなくてはならず、飲む量も半端じゃなく、好きを超越した苦しさを味わうことが多い)。好きなのだけど憂鬱でもあるという不思議な感情を抱きながら。

 妻のふるさとが唐津にあると言うこと。そして唐津の各家庭では「正月以上」の祝宴が開かれるということ。最初その場所で、僕が少しばかり酒を飲めるということを知られてしまったこと。飲まないと身体の調子が悪いのではないかと怪しまれます。以上の理由で、僕はハウスの「ウコンの力」(クルクミン30ミリグラム配合)を携えて、いざ出陣!といっても今回は、いろいろ事情があり3日の午後だけです。

 人気のある鯛山はじめ金獅子、武田信玄の兜など14の美しい曳山が唐津の町並みにそって曳かれます。曳山のあでやかさとともに、いつも感心するのは各町お揃いの法被の色です。昔、SONYビデオムービーのコマーシャルで「色の競演」をよくやっていたけど、それにも負けないような日本色の心を打つ美しさがここにはあります。大好きな博多祇園山笠とはまったく違った風情、しっとりした色つやが「日本の秋の青空」に溶け込んでいきます。

 「エンヤ、エンヤ」のかけ声のむこうに「鯛山」をモチーフにした赤い帽子をかぶっている女の子が、父親の肩車で見物していました。とても、可愛かったので、曳山よりもついついそちらの方に目とカメラを向けてしまったという文化の日の午後。微笑ましいの、大好きです。
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by hosokawatry | 2007-11-05 02:44 | やさしく歌って・自由日記