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霧雨の久住

a0071722_19505277.jpg 秋分の日に久住に行ってきました。久しぶりに登る山が「久」の字がつく「久住」という名前だから面白いですね。久住は20年くらい前に登って以来だから、完璧な記憶としては蘇ってきません。当時は妻と二人でGW期間中に久住山に登りました。

 その当時、西中洲にあったキャンプ2に出向いて登山用品を買い込む際に、山の情報を聞いてみると「GWの久住はもう人が一杯で、天神ば歩きよるようなもんですバイ」とのことでした。ところが当日、雨・霧・風の3点セットに見舞われてしまい、登山初心者だったので、そりゃ心細いったらありゃしません。久住分かれでふたり組に出会っただけでした。何が天神並みなものか、ぷいぷい。

 霧でルートを少しばかり見失ってしまい、精神的な遭難を体験することになりました。この場所からしばらく動かんほうがいいだろう、とか冷や汗をかきながら真剣に悩んだことが懐かしいものです。今回は数人のグループだったので精神的には楽でした。「小雨も降ってるし、さらに悪くなりそうだけど、せっかく来たので裾野だけでも散歩しよう」というリーダーの声に、靴も履き替えずに散策に。

 ところが予報に反して、天気はそれ以上は崩れませんでした。結局、山頂には登らないまでも4時間〜5時間のコースを歩くはめに。柔らかいウォーキングシューズの僕は、濡れた登山道をズルッと何遍も滑りこけてしまいました。帰ってくると足の右親指と左薬指の爪の中が内出血状態。登りが息苦しくて死にそうでしたが、その分、登山後の気分は爽快でした。でもヤッパリ、次は海のほうがいいかな。秋です、呼子の海が呼んでいます。K君、そうは思いませんか。
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by hosokawatry | 2008-09-28 19:53 | やさしく歌って・自由日記

あの蒼い夏に 〜チラシづくりの青春・25〜

 
 
                  25 

 
 レッド・ツェッペリンのアルバムの三曲目で、佐里君はリビングテーブルにうつ伏せたまま動かなくなった。僕は佐里君の幅の狭い肩をしばらく見つめた。
 僕よりかなり頼りない肩をしているのに、いろいろなものを背負いすぎているのかもしれない。僕は頭の中に一匹の悪魔を住まわせてはいるものの、佐里君のように鉛の悩みまでは抱えていない。世の中には「何とかなる悩み」と「何ともならない悩み」がある。佐里君の鉛のような「何ともならない悩み」をその細い肩から下ろしてあげたかった。チラシ作りの仲間として、何とか力になってあげたかったのだ。
 僕に出来ることはそれほど多くないことも知っている。しかし、何もしないでは自分の気持ちが収まらなかった。

 目覚まし時計の針は午後11時を回ったことを告げている。佐里君を起して僕のベッドに寝かした。悪いと思ったが、すぐに歯磨きをさせるためにもう一度身体を揺すった。ビールの空き缶やホワイトの瓶を片付け、皿を洗って片付けた。寝る前に飲んだ後片付けを済ます自分に驚き、体中にみなぎってくる不思議な力を頼もしく思った。

 明日の朝、佐里君を大濠公園に連れ出して一緒に走ろう。汗を流せば気分も変わるはずだ。佐里君の心を救える何かのきっかけになるかもしれないと思った。
 明るい予兆に包まれ始めた僕に、「似合わないことは止めとけ、止めとけ」とすぐに悪魔が舌打ちの後、乱暴な言葉を投げつけてきた。

 夜中に一度、ベッドの軋む音に反応して目が覚めた。黒いシルエットがベッドの上に横たわろうとしている。佐里君がトイレから戻ったのだろうか。僕は部屋の隅でカーペットの上に寝ていた。不明瞭な意識の中で、腹の上に掛かっているタオルケットを確認した。それは僕が佐里君に掛けてあげていたタオルケットだった。

 佐里君が僕の身体にタオルケットを掛けてくれていたのだ。

 
 日曜日の朝、僕は午前6時に佐里君を起して、氷水の入ったコップを手渡した。
 相変わらずの蝉の鳴き声は、青空の下で凄まじかった。
「これから僕と一緒に走るんだけど、いいかい?」
 佐里君は一瞬呆然としたものの、理由を訊かずにすぐに神妙な顔で頷いた。
「ゆっくりなら」と言いながら飲み干した空のコップを置いた。
「大丈夫だよ。僕もずいぶん走っていないし」と僕は自分の太ももを撫でながら言った。
やる気の見えない細くて白い身体は、履いて来ていたローカットのバスケットシューズの紐を時間をかけて結んだ。そして佐里君は腹ぺこのカメレオンのように、力なくゆっくりとした動作で立ち上がった。

 アパートから唐人町、黒門を駆け抜け、700メートル程離れている大濠公園を目指した。佐里君は僕の後ろから綿菓子の軽さでついてくる。交通量が少ない貫線道路の赤信号を無視し、地下鉄工事の鉄板を踏みしめて走ったら、すぐに大濠公園にたどり着いた。
 大濠公園の外周路は2キロメートルあり、市民ランナーに人気がある。早朝なのにもう複数のジョギング愛好者が駆けていた。外周路に囲まれた今日の湖面は青空を映して、ニコニコと笑っている。前夜のアルコールが多少残っている僕には眩し過ぎた。
 大濠公園は1960年代の前半、僕の小学生の頃には花火大会も行われていた。再開の噂もあるというが、今年の話しではない。公園内に美術館や日本庭園が作られる予定もあり、豊かな水量に恵まれたこの公園は散歩に最適で、福岡市民の庭として親しまれていた。

 ボートハウスから逆時計回りで走り始めたが、半周前で息が切れそうになった。細い身体でフワフワと走っている佐里君も息が荒い。「息はリズムカルに鼻で吸う吸う、口で吐く吐くだよ」と、偉そうにレクチャーした自分の方がハアハア、ぱたぱたと苦戦している。昨日最後のウイスキーが影響しているのだろう。
 後方から軽快な足音が聞こえた。もう、その瞬間には簡単に抜き去られてしまっている。僕らより一世代上の女性ランナーだった。後ろ姿を見ながら追いかけようとしたが、気力が足を空回りさせるばかりだった。
 水に浮かぶマガモが僕の苦しそうな顔を見て笑った。速度が極端に落ちていた。2キロメートルはスピードを保つには長すぎたし、最初に力んだ分だけそのツケが後半に回ってしまったのだ。

 意地もあったが、もう既に僕は走るのが好きな17歳ではなかった。

 走る生活からはずいぶん遠ざかっている。とても悔しかったが、走り終わる迄、息苦しさがその常連市民ランナーへの対抗心をどこかに追いやってくれた。
 やる気が感じられなかった佐里君の表情が変化していた。腰を折ってハアハアと地面を見つめている。苦しそうな顔の色は赤くて、眼差しは真剣になっている。

 大濠公園からの帰り道は二人とも歩いた。歩き出すと更に汗が噴き出して来て、顔から首に流れ落ちる。

 いとも簡単に女性から抜き去られたことが悔しくて、しばらく頭から離れなかった。もう17歳ではなかったが、まだ社会人になって2年目だった。健康な若者のはずなのに、もう衰えはじめているのだろうか? 入社以来のハードワークが身体に負の影響を与えているのだろうか? そういえば竹田さんもあの若さで前髪の生え際が大きく後退している。入社時の髪型は長髪のジュリーだったのに。原因は働き過ぎだけではないだろうが、確かにその影響は小さくはないのかもしれない。

「しばらく一緒に走らないかい?」と流れる汗を手のひらで拭いながら、佐里君に提案した。
「今朝みたいに、ですか?」
 瞬間、佐里君の視線が宙を泳いだ。
「そう、もう少し自信を持って走れるようになるまで」と僕は言ったあと、「しばらく僕のアパートに泊まり込むことになるけど」と付け加えた。佐里君は少し考え込みながら歩いた。

 佐里君を今の環境から引き離すことも必要だったし、汗を流すことが佐里君の心にも効くかもしれない。明るい若者が集う歌声喫茶より、タバコの煙が充満するジャズ喫茶のほうが好きな僕が「健全」を勧めるのも何か変だったが、悪いアイデアではない。
 僕のアパートに一定期間泊まり込み、毎朝大濠公園を走ることで、今は見えない何かが見えてくる可能性だって考えられる。僕は僕で、走ることにより体力の自信を復活させたかったし、二人にとってその価値は小さくないだろうと思った。
 
「そう、一ヶ月くらいかな」と僕は期間を佐里君に提示した。
 佐里君は一瞬、えっ、そんなに長くという顔をしたが、すぐに前向きな視線を僕に向けた。


 僕達はシャワーを浴びた後、マヨネーズ入りのプレーンオムレツを作ってバタートーストのパンに乗せて食べた。少し酸味のあるキリマンジャロのホットコーヒーが美味しかった。
 佐里君は今日の夕方から、僕のアパートで早朝ジョギングのための合宿に入る。一度自分のアパートに帰って、合宿に必要なものを持ってくることになった。
 
 僕は昼間にタオルケットとシーツを買うために天神に出かけた。
 40リットルも入りそうなオレンジ色のリュック姿の佐里君が夕方に現れた。僕の部屋のドアがコンコンと2回ノックされた。それが僕達の合宿の始まりの合図だった。


 合宿初日の月曜日は暑くなりそうな日差しで目が覚め、僕たちは走り始めた。早朝6時過ぎの大濠公園の風に長めの髪の毛をなびかせた。足の筋肉は少し張っていたものの、呼吸は昨朝よりは辛くない。
 午前7時にはシャワーを浴びた。その30分後には粒マスタードをたっぷり効かせた粗挽きソーセージのホットサンドに齧りついた。午前8時過ぎにアパートのドアの鍵を閉めた。少し残念だったけど、合鍵はかすみじゃなくて佐里君に渡すことになってしまった。
 
「出勤の時、彼女のために、ここでチンパンジーになるんだ」
 僕はバラの咲いた瀟洒な洋館の前で佐里君に言った。
 佐里君は教えてあげた2階の窓を見上げた。少女がカーテンに顔を半分隠した状態でこちらを見ていた。
「彼女は僕の顔に似たチンパンジーの絵を描くことも出来る」と僕は彼女の能力を佐里君に教えてあげた。「今朝は佐里君がいるから、警戒しているのかもしれない」
 僕はいつもの朝のようにチンパンジーになった。女の子の代わりに佐里君が僕の顔を見て、クスッと笑った。小さい彼女は何か手に持っているような素振りだったがよくわからなかった。


「河村、お前まだそれだけしか出来てないの?」
永野さんは僕が考えた年末年始の競合プレテ用コピーフレーズを聞いて、不満を顔に表した。
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by hosokawatry | 2008-09-21 19:39 | ブログ小説・あの蒼い夏に

あの蒼い夏に 〜チラシづくりの青春・24〜



                    24


 予想より遅れてやってきた佐里君は饒舌だった。普段が寡黙だけに、その差は大きい。昨日の朝とも全く様子が違うし、何やら人格をそっくり入れ替えられた感じだ。僕が作ったコーンビーフの卵巻きと炙った辛し明太子の卵巻きを肴に、二人でさっそくビールを飲み始めた。
 佐里君は時々ふふっと笑いながら、いつもより大きな声で、先ほどまで友達と一緒だったことを話した。

「酒飲んできたの?」と僕は佐里君に訊ねた。アシカの赤ちゃんのように目が潤んでいる。
「はい、少しだけ友達のところで。その後、河村さんと飲むと思ったので、ほんの少しだけです。ふふっ」と、佐里君はにこやかに答えた。
「ほんの少しだけかい? いつもの佐里君とは雰囲気がかなり違うけど。ほうれん草を食べた後のポパイだね」
「そんなに強けりゃ良いんですけど、ふふっ」と佐里君は言った。
 僕は笑い声を語尾につける佐里君に驚き、その桃色が差した白い顔を見つめた。そういえば、焼き鳥屋に二人で出かけた時にもそんな兆候は見られたので、酔ったときの癖なのかもしれない。

 佐里君は僕の問いかけには答えず、「灰皿借りますね、へへっ」と言って、胸のポケットからゴールデンバットを取り出した。コンコンとテーブルにぶつけて両切りの片方を固め、細い指で素早く火をつけてみせた。
「あれっ、タバコ吸ってたっけ?」昨日の朝は吸ってなかった佐里君の顔を見た。
「いえ、最近です。ふふっ」
 佐里君は口からゴールデンバットの強い煙を細く吹き出しながらそう答えた。それはまるで永年喫煙を続けてきたような人間の仕草だった。

 タバコを吸い始める動機はなんであれ、最初から一人でいきなりゴールデンバットを買い、熟練者のようにスムーズに煙を吹き出すことなど、普通では考えられないことだった。
 僕には分かった。少なくとも今夜のその仕草から、佐里君がまだ怪しい仲間と付きあっているということも。歓迎できない成長の跡が仕草の中から透けて見える。追い山の夜に飲んだという写植学校の友人や今日の友達は怪しい仲間なのだろうか。
 
 佐里君とはじめて飲みに出かけたときに、僕のことを信頼できる人だと言った。社内はもちろん得意先関係の中で、話しをきちんと聞いてくれるのが僕だけで、目を見ながら聞いてくれるのが嬉しいらしい。
 ある時、マリファナを勧められたこともあると、僕に秘密を明かしてくれた。アメリカで広がったフラワー・ムーブメントに始まるドラッグ文化の流れを汲むものが、僕の身近に潜んでいたことに驚いた。
 それ以後、僕はそのような仲間とは付き合うべきではないと、電話の中で何回も声を低くして言った。知ってしまった以上何とかしたかったが、忠告以外は写植打でミスを繰り返す佐里君を、遠くから眺めることだけしかできなかった。テレビの値段の桁間違いもその時期に起こしたものだった。
 間違いの写植を打ったのが佐里君だったことを、ワタリ係長だけは知っている。しかし僕は佐里君の交友関係までは喋らなかったので、そのことだけは誰もまだ知らないでいた。

 首を振る扇風機の風が規則正しくTシャツを揺らしている。


 
「まさか、変な薬とかやったんじゃないだろうね?」と、心配になった僕はつい訊ねてしまった。
 佐里君は細い首筋を見せながらゆっくり頭を横に振った。

「ズブロッカって知ってますか?」と佐里君はすばやく話題を変えた。
「ラベルに赤い野牛がプリントされているやつだよね。瓶の中に薬草が入ったポーランド産のウォッカだったと思うけど」
「冷凍庫でキンキンに冷やして飲むと、トロッとして美味しいんですよね。ふふっ」と言って、佐里君は横座りの脚をゆっくりと伸ばした。「今日も飲んできました」

 佐里君は今日、友達と「ほんの5杯くらい」飲んだと言った。
 ズブロッカ5杯は「ほんの」で済まされる量ではないのに、佐里君は確かに「ほんの」と言った。
 コーンビーフの卵巻きが凄く美味しいと言って、最後の一切れに箸を伸ばした。すでに白い首筋や二の腕が淡いピンクに染まっていて、妙に艶かしい。アザミさんがどんなにお金を積もうが、手に入れることのできない表情だ。

 夜の群青が網戸の向こうで漆黒に向かって走り始めている。佐里君のアルコールに染まった肌は、天井の赤みがかった蛍光灯の光の下で、さらに赤みを増していく。僕は涼しくない扇風機の風に少しいらだち、半ダース目の缶ビールを飲み干した。
 
 佐里君はテレビの値段間違いを今日も詫びた。

 僕にキチンと会って謝りたかったこと。仕事のやる気はあるけど、誤植が目立つようになってきたので、自信をなくしてきたこと。眠れない日が続いたので、頻繁に友達のところに飲みにいっていたこと。そうすることによって、逆に睡眠不足になり、社長から注意を受けることが多くなったことなどを丁寧に話してくれた。
 昨日の朝、すでにアウトラインを聞いていたので佐里君の悩みは理解でき、おおよそ受け止めることができた。僕は怪しい仲間との付き合いを止めることと酒の量を減らしたほうがいいと言った。すでに弟を心配するような真面目な兄貴の気分になっている。
 僕はビールの空き缶の本数を確かめながら、新しいグラスの中に氷を落としホワイトを注いだ。


 いつの間にか佐里君の表情から笑みが消えている。
 
「僕はタイポグラフィーの美しさが表現できる写植の本当のプロになりたいんです。河村さんのような人のデザインを支えれるようになりたいんです。だから今はもっとたくさん仕事をして、経験を積むことが大切だと思っています」
 僕は頷いて、真面目に話す佐里君の目を覗き込んだ。
「本当は嫌なこともあるんですけど、そんなことくらい我慢しなければと思っているし…」
 始終、信じられないほど明るく口を開いていた佐里君がはじめてトーンダウンした。
「嫌なこと?」
「い、いえ、どうってことないです。それより、河村さんが言うように付き合っている人達のこと、考え直してみます。アルコールの量のことも」

「ところで佐里君、彼女いたんだっけ?」
「いえ、今は」
「ふ〜ん、そう。いるのかと思った」
「どうしてですか?」と佐里君はゆっくりした口調で僕に訊ねた。その顔の表情には飲酒による疲労感が広がってきている。

「そんな気がしただけ」と僕は言った。

 瞬間、沈黙が生まれて、そのまま二人の間に居座った。
 よく見ないとわからなかい程だが、首筋にうっすらと小さなマークが付いていた。ピンクに染まった皮膚を通して、中の組織に軽い内出血の跡が見える。蚊に刺されたものとは違った。これがキスマークというのだろうか?
 得体の知れない違和感が水面に落ちる一滴の油のように、僕の中で馴染まないまま広がっていく。

 佐里君が僕の顔をじっと見ている。

 僕は本能的に無言で見つめ合う構図を避けた。吸いかけのセブンスターの灰が長く伸びている。すぐさま「レッド・ツェッペリン2でも聴くかい?」と、ロックを好きな佐里君に言った。佐里君はピンク・フロイドはないのですかと一度訊いて、僕が首を横に振るとそれで良いと頷いた。
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by hosokawatry | 2008-09-13 11:45 | ブログ小説・あの蒼い夏に

残暑のムクドリ

a0071722_2031665.jpg 去年迄はあまり視野に入ってこなかった「ムクドリ」を、この夏は沢山見かけるようになりました。週に一度は歩くようにしている海に面した西区の小戸公園に、集団で遊んでいます。草地の場所では雀をぴょんぴょんと追いかけ回したり、結構派手に存在感を主張しています。

 朧げな記憶ですが、村上春樹の小説かエッセイの中にもムクドリが出ていたような気もします。ムクドリにどんな役を与えたかも憶えていませんが、くちばしと足が黄色(オレンジ)なので、やっぱり大役は果たせないと思います。ツバメの子供も巣の中で黄色いくちばしをあけて、親からの餌を賑やかに待ちますよね。くちばしが黄色いのは未成長の証です。ムクドリには悪いけど。

 猛暑も終わり、ようやく残暑の季節という言葉が似合うような気温になっていますが、湿度が高いので、気温の割には気持ちの良くない日が続きます。今日の空には薄いすじ状の雲が現れていて、夕方には風もけっこう吹き、額の汗をひんやりさせてくれました。
 
 今、窓の外に目をやると、半月が南の中天に 明るく光っています。隣の小学校の校庭からはコオロギと鈴虫の声が賑やかに聞こえてきます。この時期になると、なぜかしんみりとなり、メランコリックな寂しさと何だか分からない不安が心の中に広がってきますね。こんな夜はロバータ・フラックのやさしく歌ってを聴きましょう。別にネスカフェは飲まなくても良いと思いますが。
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by hosokawatry | 2008-09-07 20:11 | やさしく歌って・自由日記