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All Hits 70s on Sky.Fm

a0071722_23554537.jpg スキッと晴れない日が続きます。「花曇り」は桜の咲く季節に、空一面が薄ぼんやりと曇り、景色が煙ってのどかに見えること、だそうです。ですが、最近は花冷え状態なので、景色が煙ってのどかに、という感じではないですね。僕は青空が好きなのです。

 満開を過ぎた散り際は、盛りの後のわびしさが漂います。さーっと吹き渡る一陣の風に、その身をゆだねる桜の花びら。単なる寂しさとも違う何とも言えないその風情。自然に摂理に任せるその潔さは「日本人の心」にフィットするのでしょうね。

 itunesでwebラジオを聴きながらブログ書いています。先ほどからイーグルス、KC&ザ・サンシャインバンド、アバ、ダイアナ・ロス、ブルース・スプリングスティンの歌が流れてきます。70年代のヒットソングに、懐かしさのあまり涙が出そうです。

 メロディに刺激されると、記憶の底に積もっていたものが姿を現します。好きな人の手を最初に握った時の感情のようにみずみずしく。学生時代、安アパートの窓から、散りゆく桜の花びらを眺めていた春。吉田拓郎の「あ〜、あれは春だったんだね」という歌詞が脳裏を走ります。ただ、それは3月ではなく、4月初旬だったような気がするのだけど。
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by hosokawatry | 2009-03-29 23:58 | やさしく歌って・自由日記

もう花見ができます。

a0071722_194486.jpg 霧雨も上がったようなので散歩に出かけました。けっこう強い風が吹き抜ける博多湾に面した小戸公園。波しぶきの先に能古島と玄界島が煙っています。天気が良い日には子供連れの家族や愛犬家の集団でにぎやかな海浜公園ですが、さすがに今日はほとんど人の姿を見ることは出来ません。

 風は強いものの、気温はそれほど低くはありません。ウインドブレーカーの中はすぐに暖かくなります。20分も歩いたところで汗が出てきました。いいぞ、いいぞ、その調子。最近運動不足気味だったので、汗を掻くことは大賛成です。

 公園内の風のあたらない南側の桜はもう五分咲き以上です。例年なら、やっと開花宣言がなされるといった時期なのに。今日の午前中、西新の修猷館高校の桜はもう満開に近い状態でした。入学式の時はもう散っているかもしれませんね。それって、少し寂しい気がしませんか?

 公園の出口付近でスケートボードの練習をしている若者の姿が見えます。繰り返し同じ技を練習していました。何回も何回も。夢中になれるものが少なくなってきたのかなぁ。反省、反省。「あの蒼い夏に」も進み方が遅くなっているし。自分に「喝!」です。
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by hosokawatry | 2009-03-22 19:08 | やさしく歌って・自由日記

澄んだ青空

a0071722_12401432.jpg 駆け込み乗車してきたその男子高校生は、鼻血で自分の私服を汚してしまいました。彼女とのデートの約束時間に慌てているのかもしれません。温かい光が差し込むバスの中は「のぼせる条件」が揃っています。ハンカチもティシュペーパーも持っていないのでしょう。吊り革を持つ反対側の手で鼻を押さえているだけです。

 しかしすぐに、少年に向かって三方向からティッシュやハンカチを持つ手が差し伸べられました。ためらいを破った60代の女性のやさしい手。子供連れの30代の女性の温かい手。そして塾通いの途中かもしれない男の子の差し出した手と澄んだ瞳。そんな光景に出くわした僕の目頭は、すぐに熱くなってしまいました。

 今朝のFM番組へ投稿(メール?)された実話を、勝手に少し膨らませてみました。薄れ行く「関係性」に支配されている現代ですが、人を思いやる温かい心が残っていないわけではありません。

 風が冷たい三月の朝。抜けるような青空が広がっています。枝を落とされた樹々に、緑の葉が復活する新緑の季節は少し先のことですが、福岡管区気象台の桜は3月12日に早くも一輪開花したそうです。今週にはいたるところで開花を楽しめるかもしれません。ん〜、もう、そんな季節なのですね。
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by hosokawatry | 2009-03-15 12:54 | やさしく歌って・自由日記

見上げてごらん

a0071722_1949814.jpg  「ほらっ、その道の途中にあるじゃない。見たことない?よく通るんでしょ」。あれっ、そんなのあったかな?まるっきり記憶にありません。普段からよく歩く道の風景ほど慣れもあって、ただ漫然と通り過ぎているのでしょうね。

 僕たちは毎日同じ風景の中で、ゆっくりと気づかないうちに感受性を錆び付かせているのかもしれません。ウィークエンドの散歩をしていると、僕には似合わないシリアスな考えが頭の中をよぎりました。そういえば最近は決まりきったコースばかり歩いています。

 マリナタウンに近い福岡市西区の小高い山頂に建つ愛宕神社。この神社から福岡タワーやヤフードームの百道が見下ろせるので、とても気持ちがいいのです。生活の中でどうしてもモヤモヤして心が晴れない日の週末、僕の脚はよくこの見晴らしのよい神社に向かいます。

 息をこらしながら急角度の長い石段(コンクリート)を上ります。はあはあと息が荒くなるとどうしても俯いてしまいます。今日はでっかいシイノキの下で、思い切って歩きを止めてみました。見上げてごらん、と樹の妖精がつぶやいたような…。見上げると枝葉の間から、希望の空が手を振ってくれているような気がしました。

 子供の頃は、もっとたくさん見上げていましたよね。今日、僕はひとつ年を重ねました。
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by hosokawatry | 2009-03-08 19:52 | やさしく歌って・自由日記

レオナール・フジタの猫の本

a0071722_1822375.jpg 今日は晴れでしたが、2月の終盤は雲が多いどんよりとした日が続きましたね。本来の引き締まった冷気の中、春を待ちわびるという感じでもなく、気温はまるで3月下旬の暖かさ。まったくピリッとしません。先日の長期予報では、春も高い気温で推移し、夏は暑いのだとか。猛暑や熱帯夜を思うと憂鬱になります。

 そんな中、福岡市美術館でレオナール・フジタ展(2月22日より4月19日迄)が開催されているので出かけてきました。没後40周年ということで、全国を5カ所(福岡は4カ所目)巡回している最中です。レオナール・フジタは、カトリックの洗礼を受ける前迄は藤田嗣治という名前でした。

 30代の頃、パリで「素晴らしき乳白色の地」として高い評価を得た裸婦像が僕達には印象が深いのですが、今度の展示は80歳過ぎの生涯を終える迄の多くの作品が並んでいました。フランスに帰化、洗礼を受けてからは、色の濃い宗教画に昇華しますが、やっぱり個人的には若い頃の白い作風が好きです。

 横たわっている裸婦の後ろにちょこんと座っている猫、自画像の肩に乗っている猫など、フジタはたくさんの猫を登場させるほど大の猫好きでした。講談社から出版されている藤田嗣治の「猫の本」に可愛い姿を見ることが出来ます。猫を愛する人には悪人はいない、と僕は勝手に思っているのですが、時間がある人は福岡市美術館にどうぞ。 
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by hosokawatry | 2009-03-01 18:25 | やさしく歌って・自由日記